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Question
株主優待狙いです
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  • 女性 / 会社員 / 50代
  • 資産運用
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  • 菊池 暁

まず、投資の利益には2種類あることを知っておきましょう。 1.インカムゲイン 株式投資の場合「配当利益」を指し、決算後に株主に対して利益を還元するものです。配当金を支払うことは義務ではなく、配当の利回りも企業により様々です。株主優待も広い意味でインカムゲインの一つと言えます。 2.キャピタルゲイン 株価が上がり売却した場合の利益を指します。インカムゲインが株価の数パーセントなのに対して、キャピタルゲインは買値を大きく上回ることもあれば、マイナスになることもあります。 定期的に受け取ることができるインカムゲインも嬉しいものですが、最終的に利益を出すにはキャピタルゲインが鍵になります。 しかし、株式購入には、株価が大きく下がったり、最悪の場合上場廃止になるなどのリスクが伴います。またインカムゲインについても、企業の経営状態によっては、株主優待がなくなったり、配当が減るという可能性もあります。優待の内容だけではなく、四季報や証券会社のサイトなどで財務面や業績面に目を通して、将来性を確認することが大切です。 次に購入の際の留意点をお伝えします。 購入する場合の留意点 1.タイミング 株主優待を受けとるためには、権利確定日に株を保有している必要があります。 高配当や優待で人気の銘柄は権利確定前の最終売買日(権利確定日の3営業日前)が近づくと株価が上昇しがちです。そのタイミングで購入すると優待は手に入れても権利落ち後の株価が下がり大きくマイナスになることもあります。 2.購入単位 株式を購入する際は最小購入単位(単元株)が銘柄によって決まっています。単元株と優待をもらえる権利株数は一緒ではなく、購入後も中間、期末で優待権利株数が相違している銘柄があるので注意しましょう。 3.購入額 収入のうちどれくらいを使ってよいかという質問については、今ある貯蓄で直近のライフイベントに必要な額がまかなえるかどうかで回答は変わります。もし不足しているようであれば、すぐに使う額は預貯金で準備し、中長期に備える資産の中で株式投資を行いましょう。リスクを抑えるために1つの銘柄に集中投資せず複数に分散するのが理想です。 ですが優待に必要な単位となるとその分資金が多く必要になります。銘柄選びに自信が持てるようになるまでは(優待は得られないものの)少額で分散投資ができる投資信託も併用し、マーケットの動きを理解しながら保有銘柄を増やしていくのはいかがでしょうか。

Question
ネット証券口座はどう選んだらいいの?
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  • 女性 / 20代
  • 資産運用
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  • 村上 賢

初めて証券口座を開く場合、まずは手数料の比較、それにプラスして証券口座の比較サイトなどの情報も参考にすると良いでしょう。 一定額までの取引は手数料無料や、1注文あたり、1日あたりなど、手数料の計算の仕方が少しずつ異なり、取引のスタイルによって有利な手数料のプランが変わってきます。 例えば1日10万円までの取引であればA証券会社では無料、B証券会社では150円、などがあります。 一方10万円を超え20万円以内の取引をする場合だとA証券会社では300円、B証券会社では199円と、かかる手数料が逆転します。 自分がどのくらいの金額の取引がしたいかで選択も変わりますね。 運用商品ごとに証券会社を分けることも問題ありません。 新規公開株式(IPO)を狙う場合などは主幹事証券会社が当選しやすくなるため、証券口座を複数持つこともあるでしょう。 ただし、運用する金額が少額な場合、口座を分けることで管理の煩雑さの方が強く感じるかもしれません。 どこの口座にいくら預けているかなど、一覧にまとめておくといいですね。 手数料以外では、画面の見やすさや銀行口座との連携なども違いがあります。 通常、証券口座にお金を預け入れなければ金融商品は買えませんが、連携している銀行口座の残高がそのまま買付余力に反映される証券会社や、銀行口座と連携することで銀行預金の利率がアップする証券会社もあります。 また、NISAは1人1口座しか開けず、年に一度、証券会社を変更することができます。 個人型確定拠出年金も同時に複数口座は持てず、運用を開始してから変更する場合、手数料がかかります。 税制優遇口座は取扱商品のラインアップも含め、長く付き合えそうな金融機関に口座を開設するのが良いですね。

Question
不動産投資を持ちかけてくる人が、全員怪しく見える。
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  • 女性 / 20代
  • 資産運用
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  • 澁澤 快典

大きな金額の投資になるので不安がありますね。お気持ちお察しします(笑) 不動産投資で関わる業者さんは、不動産仲介業者やデベロッパー、管理会社など、基本的に全て直接の利害関係者である営業マンです。よって、どうしても自分の商売を中心に展開されてしまうのは仕方ないとも言えます。 株式投資などは、今やオンラインで直接購入できるため、人が介入することなく取引ができます。不動産の取引はまだまだアナログなところがあり、営業マンを通じて進めていくことはほぼ必須となっています。 一方で、営業マンがいるからこそ、得られる特別な情報や、表面的には分からない物件選択のポイントを知れるというメリットもあります。また、ごり押ししてくる営業マンだけではなく、本当に親身になって対応してくれる営業マンを私は何人も知っています。月並みの回答ですが、どの担当者と知り合えるかが不動産投資を成功させるとても大きな要素であると言っても過言ではありません。 もしそのような営業マンをお探しであればお問合せください! また、公平な視点でのアドバイスが欲しい場合は、私たちのような独立系のFPや投資アドバイザー、不動産コンサルタントなどの第三者を交えて取引されることをお勧めします。

FPが現場で受けた相談
NISA、iDeCoってやった方がいいですか?><
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  • 男性 / 20代
  • 資産運用
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  • 竹内 詩乃

iDeCoとは私的年金制度の一つです。つまり、自分自身で老後資金を積み立てるための国が準備した制度です。 iDeCoのメリットとデメリットは下記です。 ◎メリット ①掛け金が全額所得控除になります。(節税になります) ②運用益が非課税です。(節税になります) ③受け取る際に退職所得控除もしくは公的年金等控除の対象になります。(節税になります) △デメリット ずばり60歳まで引き出すことができないことです。。 iDeCoが〇〇さんに適しているかどうかはこのメリデメの差し引きになります。 例えば、お家をご購入したばかりで、かつ将来の退職金が2000万円出るという方はiDeCoを今始めるのには適していない可能性があります。 なぜなら、お家購入による住宅ローン控除によって所得税、住民税とも引けるだけ引かれており、これ以上控除できる所得がないという可能性があります。そうなると、メリットで上げた①がなくなります。 また、退職金が2000万円出る方だと③で上げたメリットもなくなる可能性があるので、残るメリットが②だけになります。 そう考えると、ライフプランによっては60歳まで引き出せないというデメリットが大きくなるのでiDeCoは適さない、という結論になります。 一方、NISAは少額投資非課税制度です。言葉の通り投資で得た利益に対して本来であれば税金がかかるのですが、それを非課税にするという制度です。 また、メリットデメリットもシンプルです。 メリットは上記の通り、利益に対して非課税であること。 デメリットは投資運用と同じで損をすることもあるということです。 投資額の限度がありますが、いつでも解約して現金化することは可能です。 ただし、選べる商品が限られているので自分の投資スタイルに合っているか見極めることが必要です。 iDeCoもNISAも国が推奨している制度ですので悪いものではございません。利益が大きく出た際は非課税の威力を発揮してくれます。上記の内容を踏まえてできる範囲でぜひ取り組んでみてください。何事もまずは知ることと行動することが大切です!

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