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FPが現場で受けた相談
住まなくなった自宅は売却?それとも賃貸??
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  • 男性 / 40代
  • 住まい
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  • 菊池 暁

判断基準はいくつかあります。 まず一つ目は、売却して利益が出るかどうかです。昨今は不動産価格が上昇しており、購入時より高く売却できるケースが増えています。このような状況は今まではほとんどなかったので、売却して利益を確定させるというのも大きな判断基準です。また、住んでいる自宅の場合は売却時に出た利益(所得)を控除できる特例もあるので、より多くのお金を残すこともできます。ただし、この控除を使うと、新しく購入した自宅の住宅ローン控除を使えませんので注意してください。 二つ目は、今の自宅のローンを残したまま新しい自宅のローンを組めるかどうかどうかです。ほとんどの場合、住宅ローンは住んでいる自宅でのみ借りることができます。収入が多い方や現金で購入する方は、今の自宅を残すことができる可能性が高くなります。その場合は、売却せずに賃貸に出して収入を得ることも可能です。 三つ目は、今の自宅を購入してから売却までの期間をトータルでみてどちらが得になるかです。自宅を投資として考えた時に、得られるであろう収入と発生する費用をすべて洗い出し、さらに賃貸の場合は、家賃収入と将来売却できる金額を想定して判断します。この方法は間違いない判断をしたい方にお勧めですが、専門的な知識が必要なります。迷った場合は専門家を交えて具体的に検証しましょう。

FPが現場で受けた相談
子どもを一人育てるのにいくらくらいみておく必要がありますか?
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  • 女性 / 30代
  • 家計相談
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  • 竹内 詩乃

子どもを育てるためにかかる費用は主に学費です。学費は進路によってかなり幅があります。小学校から大学までずっと公立の場合で700万円程度、ずっと私立の場合で2,000~2,500万円程度かかります。 学費の累計額で整理すると上記のようになりますが、実際の家計では、子ども1人が生まれると、教育費+養育費で1年間で100万円程度かかり、私立に進学する場合は教育費が上乗せされます。養育費単体では年間50万円くらいが平均です。高校までは、それぞれの子どもの進路に応じて、年間100万円+α(私立や塾)の金額が必要になると考えましょう。 大学費用は、一人暮らしをする可能性や、入学金などまとまった資金が必要なため、生まれた時から1~2万円程度の積み立てをし、大学に進学するまでに1人あたり200~400万円程度準備ができると初年度の出費を乗り越えられます。在学中も費用はかかりますので、この時期は年間の収支が仮にマイナスになっても仕方ないと割り切って考えることが大切です。 児童手当が満額出ると200万円程度になるため、手を付けずにとっておけると心強いです。相談者さまのご家庭は所得制限にかかる可能性があり、その場合は給付額が月5,000円となります。不足分はご自身で積み立てたり運用したりすることで備えましょう。 子どもに大きくお金がかかる時期は高校から、というご家庭が多いです。 生まれてから高校入学までは15年ほどあります。堅実に積み立てておくことも大切ですが、15年というまとまった時間を味方にして、少しでもお金に働いてもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。その方が効率的に費用を捻出できます。将来の子ども費用を積み立てることは家計を工夫する絶好の機会ですよ!

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