【FPが回答】住宅ローンはいくらまで借りていいのでしょうか?
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男性 / 会社員 / 30代投稿日: 2025/12/18
FPとしてこの質問を受けたとき、必ずお伝えしていることがあります。
それは、
「借りられる金額」と「安全に返せる金額」はまったく別という点です。
銀行は、
・年収
・勤務先
・勤続年数
などをもとに、
**「この人はいくらまで貸せるか」**を判断します。
しかしその判断には、
・将来の教育費
・老後資金
・転職や収入減のリスク
は、ほとんど考慮されていません。
では、FPの視点では何を基準に考えるのか。
ポイントは2つあります。
1つ目は、住宅ローン返済額の割合です。
安全ラインの目安は、
**毎月の返済額が「手取り収入の25%以内」**です。
例えば、
手取り月収が30万円の場合、
住宅ローン返済は7.5万円前後までが目安です。
これを超えてくると、
・貯蓄ができない
・教育費に回せない
・老後資金が不足する
といったリスクが一気に高まります。
2つ目は、将来の支出を見込んだ上で返せるかです。
30代はこれから、
・子どもの教育費
・車の買い替え
・親の介護
など、支出が増えやすい時期に入ります。
今の家計では余裕があっても、
将来の支出を考慮するとギリギリになるケースは少なくありません。
特に注意したいのが、
・ボーナス払い前提
・共働き前提
・昇給前提
の住宅ローンです。
これらは、
前提が崩れた瞬間に、家計を一気に苦しめます。
「今払えるか」ではなく、
「何があっても払い続けられるか」
この視点が非常に重要です。
住宅ローンで失敗しないために必要なのは、
物件価格から考えることではなく、
家計全体から逆算することです。
もし、
・自分はいくらまでなら大丈夫なのか知りたい
・将来のお金も含めて判断したい
・銀行の提示額が本当に適正か不安
そう感じているなら、
購入前にFPにキャッシュフローを確認してもらうことをおすすめします。
住宅ローンは、
「通るかどうか」ではなく「人生が回るかどうか」で決めるものです。