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日経平均6万円超えで気づいた人から動いている。今、何もしない家計がいちばん危ない

  • 女性 / 30代
    投稿日: 2026/05/30
最近、日経平均株価が大きく上がっているというニュースをよく見ます。 6万円を超えたと思ったら、さらに6万5,000円台、6万6,000円台という話も出ていて、正直かなり驚いています。 ただ、自分の生活を見ても、給料が急に増えたわけではありません。 むしろ、食費や電気代、住宅ローンの金利、家賃、教育費などを考えると、家計は楽になっている感じがありません。 こういうニュースを見ると、 「今からでも株を買った方がいいのでは?」 「NISAを始めていない自分は遅れているのでは?」 「現金だけで持っていると損なのでは?」 「でも、今買ったら高値づかみになりそうで怖い」 と、いろいろ考えてしまいます。 日経平均がここまで上がっている今、普通の家庭は何をすべきなのでしょうか?

結論から言うと、日経平均が大きく上がっている今こそ、やるべきことは「急いで株を買うこと」ではありません。

まずやるべきなのは、
自分の家計が“インフレと資産価格上昇に置いていかれる構造”になっていないかを確認することです。

少し強めに言うと、今の相場を見て、何も感じないまま現金だけを積み上げている人は、かなり危ないです。

もちろん、「今すぐ全財産を株に入れましょう」という話ではありません。
それは極端ですし、危険です。

ただし、今起きていることを単なる株価ニュースとして眺めているだけだと、知らないうちに生活の土台がじわじわ削られていく可能性があります。

日経平均は、2026年5月末時点で6万6,000円台まで上昇しています。
5月27日には一時6万6,000円台半ばまで上昇し、史上最高値圏に入りました。

背景には、AI関連株への期待、円安による企業業績への追い風、海外投資家の資金流入などがあります。

一方で、これは「日本人全員が豊かになっている」という意味ではありません。

むしろ、多くの家庭にとっては、次のような現実の方が近いはずです。

給料はそこまで増えていない。
食費は上がっている。
電気代も高い。
住宅ローン金利も気になる。
家賃も下がらない。
教育費も老後資金も不安。
なのに、株価だけはどんどん上がっている。

ここで起きているのは、かなりシンプルです。

資産を持っている人と、持っていない人の差が広がりやすい局面になっている、ということです。

株価が上がると、株式や投資信託を持っている人の資産は増えます。
不動産価格が上がると、持ち家や収益不動産を持っている人の資産価値は上がります。
一方で、現金だけを持っている人は、通帳の数字は減っていなくても、物価上昇によって実質的な価値が目減りしていきます。

これが一番こわいところです。

預金残高が100万円のままなら、一見すると損していないように見えます。
でも、同じ100万円で買えるものが減っているなら、それは実質的にはお金の価値が下がっているということです。

つまり、今の問題は、
「日経平均が上がったから儲けたい」
という話ではありません。

本質は、
何もしないこと自体が、じわじわリスクになっている
という話です。

では、今すぐ何をすべきなのでしょうか。

まず1つ目は、生活防衛資金を確認することです。

投資を始める前に、最低限の現金は必要です。
病気、転職、収入減、家電の故障、引っ越し、冠婚葬祭など、人生には予定外の支出が必ずあります。

目安としては、会社員であれば生活費の3〜6か月分、自営業や収入が不安定な人であれば6か月〜1年分くらいは、すぐ使える現金として確保しておきたいところです。

ここを無視して投資を始めると、相場が下がったタイミングで生活費が必要になり、損をした状態で売らざるを得なくなることがあります。

投資で一番避けたいのは、「下がったから怖くなって売る」ではありません。
もっと避けたいのは、お金が必要になって、売りたくないタイミングで売らされることです。

だから、まずは現金の役割を決めることが大切です。

現金は悪ではありません。
ただし、すべてを現金に置いておくのが安全とは限らない、というだけです。

2つ目は、NISAを「やる・やらない」ではなく、「いくらなら続けられるか」で考えることです。

日経平均が高値圏にあると、今から始めるのは怖く感じるかもしれません。

この感覚は自然です。
誰でも、上がった後に買うのは不安です。

ただ、NISAや積立投資を考えるときに大事なのは、「今日が高いか安いかを当てること」ではありません。

大事なのは、長期で続けられる金額にすることです。

たとえば、毎月10万円を投資しようとして、相場が10%下がっただけで怖くなってやめてしまうなら、その金額は大きすぎます。
一方で、毎月1万円でも、無理なく10年、20年と続けられるなら、その方が家計にとっては健全です。

投資は、始めることより、続けることの方が難しいです。

特に今のように株価が大きく上がっている局面では、SNSでも「まだ現金で消耗してるの?」というような煽りが増えます。
そういう空気に飲まれて、自分の家計に合わない金額を投資してしまうのが一番危険です。

焦って大きく始める必要はありません。
ただし、「怖いから一切やらない」のまま放置するのも、これからの時代はかなり苦しくなります。

少額でもいいので、自分の家計に合う形で、資産を育てる仕組みを持つことが大切です。

3つ目は、住宅ローンや家賃を含めた「固定費」を見直すことです。

日経平均のニュースを見ると、つい投資の話に意識が向きます。
でも、普通の家庭にとっては、投資で月1万円増やすより、固定費を月1万円下げる方が確実な場合もあります。

特に影響が大きいのは、住居費、保険料、通信費、車関連費、サブスク、教育費です。

たとえば住宅ローンを組んでいる人であれば、金利タイプ、残債、返済期間、借り換え余地を確認する価値があります。
変動金利の人は、今後の金利上昇で返済額がどう変わるかをシミュレーションしておくべきです。

金利が上がれば、住宅ローンを抱える家庭にとって返済負担が増える可能性があります。

これは、日経平均が上がっていることとは別の話に見えて、実は家計全体で見るとつながっています。

株価が上がっている一方で、金利も上がる可能性がある。
資産を持つ人には追い風でも、借入が大きい人には負担増になる可能性がある。

つまり、今は「投資をするかどうか」だけでなく、
借金、固定費、現金、投資をセットで見直すタイミングです。

4つ目は、「円安に弱い家計」になっていないかを確認することです。

最近の日本株上昇には、円安も関係しています。
円安になると、輸出企業の業績にはプラスに働きやすく、日本株の追い風になることがあります。

一方で、生活者にとって円安は、輸入品の値上がりにつながります。
日本は食料やエネルギーの多くを海外に頼っています。
そのため、円安が続くと、ガソリン、電気代、食品、日用品などの価格に影響が出やすくなります。

つまり、円安は遠い金融ニュースではありません。

家計にとっては、
「なぜか食費が高い」
「なぜか電気代が高い」
「なぜか旅行代が高い」
という形で、かなり現実的に効いてきます。

このとき、収入も資産もすべて日本円だけに偏っていると、円の価値が下がったときに家計全体が影響を受けやすくなります。

もちろん、いきなり外貨預金や海外株に大きく振る必要はありません。
ただ、全世界株式や米国株式を含む投資信託などを通じて、資産の一部を海外にも分散しておくことは、家計防衛の観点でも意味があります。

ここで大切なのは、「儲けるため」だけではなく、
日本円だけに偏りすぎないために分散する
という考え方です。

5つ目は、ニュースに煽られて「一括投資」しないことです。

日経平均が史上最高値圏にあると、出遅れ感が強くなります。

「あのとき買っておけばよかった」
「今からでも乗らないとまずいのでは」
「自分だけ置いていかれている気がする」

こう感じる人は多いと思います。

ただ、この感情で一括投資をするのはかなり危険です。

相場は、上がるときは一気に上がります。
でも、下がるときも一気に下がります。

特に、AI関連株への期待で上昇している局面では、期待が少しでも剥がれると急落することがあります。
だからこそ、今から始める人ほど、時間を分散することが大切です。

毎月一定額を積み立てる。
賞与の一部だけを投資に回す。
現金を一気に動かさず、数か月から数年に分けて移す。

このように、「買うタイミングを当てる」のではなく、「間違えても致命傷にならない設計」にすることが大切です。

投資で大事なのは、最高のタイミングで買うことではありません。
最悪のタイミングで買っても、人生が壊れないようにすることです。

6つ目は、「自分は何のためにお金を増やしたいのか」を決めることです。

ここが曖昧なまま投資を始めると、相場に振り回されます。

老後資金のためなのか。
子どもの教育費のためなのか。
住宅購入の頭金のためなのか。
早期退職したいのか。
親の介護に備えたいのか。
ただ不安だから増やしたいのか。

目的によって、取るべきリスクは変わります。

たとえば、3年以内に住宅購入の頭金として使う予定のお金を、株式中心の投資に回すのは慎重に考えるべきです。
一方で、20年以上使わない老後資金であれば、ある程度リスクを取って運用する選択肢もあります。

「投資すべきか」ではなく、
いつ、何のために使うお金なのか
から考える必要があります。

ここを整理せずに、日経平均の上昇だけを見て投資を始めると、途中で不安になります。

逆に、目的がはっきりしていれば、短期的に相場が下がっても、必要以上に慌てずに済みます。

今回の日経平均の上昇で、多くの人が感じている不安は、おそらく単なる投資不安ではありません。

本当の不安は、
「このまま普通に働いて、普通に貯金しているだけで大丈夫なのか」
という不安だと思います。

そして、その不安はかなり正しいです。

昔のように、銀行預金だけで安心できる時代ではなくなっています。
物価は上がり、金利も動き、円安も進み、株価や不動産などの資産価格も大きく変動しています。

その中で、家計を守るには、ただ節約するだけでは足りません。
ただ投資するだけでも足りません。

必要なのは、
現金をいくら持つか。
投資をいくら続けるか。
住宅ローンをどう管理するか。
保険をかけすぎていないか。
教育費と老後資金をどう両立するか。
円安やインフレにどう備えるか。

これらを、バラバラではなく一つの家計として整理することです。

日経平均が6万円を超えた、6万5,000円を超えた、6万6,000円を超えた。
このニュースを見て「すごいな」で終わらせるのは、少しもったいないです。

むしろ、今こそ考えるべきです。

自分の家計は、資産が増える側にいるのか。
それとも、物価上昇に削られる側にいるのか。

この差は、1年ではそこまで見えないかもしれません。
でも、5年、10年、20年で見ると、大きな差になります。

今やるべきことは、焦って株を買うことではありません。

でも、何もしないことでもありません。

まずは、自分の家計の現在地を確認すること。
生活防衛資金を分けること。
NISAを無理のない金額で始める、または見直すこと。
住宅ローンや固定費を点検すること。
円安やインフレに弱すぎる家計になっていないか確認すること。
そして、何のためにお金を増やすのかを決めること。

日経平均の上昇は、単なる投資ニュースではありません。

家計にとっては、
「このまま何となくで大丈夫ですか?」という警告音
でもあります。

焦る必要はありません。
でも、見て見ぬふりをするには、少し危ない局面に入っていると思います。


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  • 福島雄太

    ・趣味:ファッション、映画・ドラマ鑑賞、お酒
    ・将来の夢・目標:お葬式で泣いてくれる人を一人でも多く作る
    ・好きな言葉:Looks
    ・ひとこと紹介:ネットでは調べることができない”皆様にフィットした情報”を惜しみなく、そしてわかりやすく解説いたします。一緒に生活を豊かにしましょう。


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