食料品の消費税が8%→1%へ?家計はいくらラクになるのか
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男性 / 会社員 / 30代投稿日: 2026/07/16
結論からお伝えすると、食料品の消費税減税はまだ正式決定していませんが、現在の8%から1%へ、2年間限定で引き下げる案が議論されています。
政府は当初、酒類や外食を除く飲食料品の消費税を「0%」にする方針を掲げていました。
その後、店舗のレジや会計システムを短期間で変更する難しさなどを踏まえ、現在は2027年4月から税率を1%にする案が有力な選択肢として検討されています。中低所得世帯には残り1%分に相当する給付を行い、実質的に負担をゼロに近づける案も示されています。
高市総理は2026年7月15日の党首討論でも、食料品の消費税減税を、将来的な「給付付き税額控除」導入までのつなぎと位置づけ、2年間限定で実施する考えに変わりはないと説明しています。
ただし、税率や実施時期、財源については調整が続いており、現時点では法律として成立したわけではありません。
年間でいくら負担が減る?
政府の説明では、食料品の消費税を8%から0%にした場合、負担軽減額は1人当たり年間約4万円とされています。
仮に税率が8%から1%へ下がる場合、単純計算では、1人当たり年間約3万5,000円程度の負担軽減になります。
さらに対象世帯へ1%相当の給付が行われれば、実質的な負担軽減額は年間約4万円に近づく可能性があります。
4人家族なら、単純計算で年間十数万円規模です。
毎月の負担に直すと大きな金額ではないように見えますが、食品は毎日購入するものです。物価高が続く中では、家計への一定の支援になるでしょう。
すべての食事が安くなるわけではない
注意したいのが、今回の減税案は、基本的に現在8%の軽減税率が適用されている飲食料品を対象としている点です。
スーパーで購入する食材や総菜、テイクアウト商品などは対象になる可能性が高い一方、酒類やレストランなどでの外食は、現在も軽減税率の対象外です。
例えば、同じハンバーガーでも、持ち帰りなら減税対象となり、店内で食べる場合は10%のまま、という状態が続く可能性があります。
値札が必ず7%下がるとは限らない
消費税率が8%から1%になったとしても、商品の税込価格が必ず同じ割合だけ下がるとは限りません。
原材料費や人件費、物流費が上昇している場合、事業者が減税分の一部を価格維持に充てる可能性もあるためです。
政府の会議資料でも、需要と供給の関係などから、価格が減税分すべて下がらない可能性が指摘されています。
つまり、「消費税が7%下がる=食品の値段も一律7%下がる」とは限らないということです。
財源はどうする?
食料品の消費税減税には、年間で約5兆円規模の財源が必要になるとみられています。
政府は赤字国債には頼らず、補助金や租税特別措置、歳出の見直しなどによって財源を確保する方針を示していますが、具体策はまだ固まっていません。
家計にとってはうれしい減税でも、社会保障やほかの行政サービスが削られれば、別の形で負担が増える可能性があります。
そのため、単に「税率が下がるか」だけでなく、何を財源にして、減税終了後にどのような制度へ移行するのかまで確認することが重要です。
今のうちにできること
消費税減税を前提に、大きな買い物や家計計画を変更する必要はありません。
まずは毎月の食費を確認し、自分の家庭では減税によってどの程度負担が減りそうかを把握してみましょう。
例えば、月の食費が8万円で、その大部分が減税対象だった場合、税率が8%から1%へ下がることによる負担軽減は、単純計算で月5,000円前後になる可能性があります。
そのお金をそのまま使ってしまうのではなく、
・生活防衛資金の積み立て
・住宅ローンや保険の見直し
・NISAなど将来に向けた資産形成
に回すことで、減税効果を将来にも残すことができます。
消費税減税は、家計にとってプラスとなる可能性が高い政策です。
一方で、実施時期や対象、税率、給付の条件はまだ正式に決まっていません。
ニュースの見出しだけで判断せず、制度が確定した段階で、自分の家計にどの程度影響するのかを改めて整理することが大切です。
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※制度の内容は2026年7月16日時点の情報です。今後の国会審議などによって変更される可能性があります。