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老後資金3000万欲しい!

  • そら
    女性 / 30代
    投稿日: 2023/02/05
現在30代の夫婦で、資金は言えるほどない状況なのですが、 これから老後資金として3000万円貯めるにはどうしたらよいのでしょうか?

30代からすでに老後のことを考えられているとはかなり計画的ですね。とても素晴らしいことです。
まずは現状把握をしましょう。これから貯めるべき金額と、既に準備中の金額を確認するのがお薦めです。

もらえる年金額を想定した上で、会社の退職金制度の確認や、既に加入している個人年金保険、現在決めた金額の貯蓄をしているようであればそれを続けた場合の金額も計算してみましょう。そこから足りない部分が今後上乗せして準備していく金額の対象となります。

その金額がわかったら、60歳または65歳までに残された年数・月数で割り、ひと月あたりの必要貯蓄金額を決めます。

現在35歳の方が65歳までに足りないとわかった1500万円を貯めようとする場合、毎月の積立金額は4万円強です。
やり方の例として、新しい銀行口座を開設し、3万円はその専用の口座に積立てて、残り1万円は投資信託などで積み立てていくという方法もあります。時間を味方に付け、少しでもお金に働いてもらう工夫を入れましょう!

また、そもそも論になりますが、必要なお金が本当に3,000万円なのか確認することも大切です。例えば60歳、65歳以降も収入を得る方法があれば一度に3,000万円を準備する必要はありません。

60歳以降、毎月2万円でも稼げれば80歳までに合計480万円の収入を得ることになり目標金額を少し緩めることができます。さらに、毎月の支出額を2万円抑えることができれば、同様に480万円金額が下がります。

老後資金を考える時、既に準備できているお金を忘れて焦りを感じている方は意外と多いです。老後資金の合計額は特定の年に一気に使う金額ではありません。長く稼ぐこと、節約をすることなどでもまとまった成果が得られます。平たい言い方ですが、貯蓄の残高が0円以下にならなければ生活に支障はでません。ちまたの情報は、かなり不安や恐怖を煽っています。そういったことに躍らせることなく、ご自身のライフプランをしっかりと確認すれば必ず解決策は見つかります。心配し過ぎないようにしてくださいね。

  • 澁澤 快典

    出身:群馬県太田市
    肩書:執行役員
    趣味:フットサル
    好きな言葉:臥薪嘗胆
    ひとこと紹介:経済・金融・税務等に関する幅広い知識と豊富な経験をいかし、生涯にわたりお客さまの安心をサポートいたします。


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